ilovekidsの日記

5人の子育て真っ最中ママが、日々感じたことを正直に綴っていきます。

四男について② 診断

続き

 

悩んでいても、四男が変わってくれるわけもないので、

ひとまずは四男の安全と楽しみを第一に、あまり思い悩まないように過ごしました。

 

 

無事に長女を出産し、

四男出産の時と同様に産後2日で退院

帰ってからは、赤ん坊の泣き声も加わってさらに賑やかな中で

慌ただしく新生活が始まりました。

 

 

産後1ヶ月健診の前に、

区の保健師さんの家庭訪問がありました。

以前に電話で相談した福祉課から派遣されてきたそうで、

長女の話はそこそこに

四男の様子を見ながら詳しく話を聞いてもらいました。

 

若い保健師さんでしたが、

とても熱心に話を聞いてくれました。

少し安心できたものの、

発達相談は予約がいっぱいで、

やはり3歳児健診まで待つことになりました。

 

 

産後3ヶ月が経とうとしていた頃、

3歳児健診の日を迎えました。

 

事前に自宅で取り組む視覚と聴覚の検査は、

全く反応を示さないのでできないまま

尿検査もできないまま

とにかく会場に向かいました。

 

ドクターの問いかけにも一切反応しないので、

難聴の可能性も疑われました。

実際、生活の中で

四男の耳が聞こえていないという心配はしていなかったので、それは意外でした。

 

集団での健診を終えて、

心配のある人だけが寄る部屋に通されました。

大きなプレイマットの上におもちゃがいくつか置かれ、

そこで四男を遊ばせながら、

私は相談員の方と一対一で向き合いました。

 

事前に相談をした経緯もあり、

相談員の方も四男の様子を見てすぐに

福祉センターで相談することを勧められました。

 

 

 

福祉センターに連絡をすると、

さっそく面談の予約をし、

3回ほどの面談と検査の最後に

ドクターの診断があるということでした。

診断の結果によって、福祉センターで療育を受けることになるという説明でした。

 

幸い、面談は空いている日がすぐにあり、

都合が合ったので

翌週くらいには初回の面談を受けました。

 

初回の面談は、近所の図書館の地下にある小さな部屋で行われました。

たまたま夫が仕事を休んだので、長女を家に置いて四男と2人で行きました。

部屋で待っていたのは私と話をする方と、

検査用の玩具で四男の発達段階を調べる方の2人でした。

 

四男の興味をそそるおもちゃが出され、

四男はそちらに夢中で取り組んでいました。

その横で私は、普段の四男の生活の様子を

細かく伝えました。

 

できることとできないことを、ひとつひとつの動作について聞かれました。

たとえば、食事の時は自分で食べるか、スプーンを使うか、フォークは使えるか、最後まで自力で食べるか、などです。

 

一時間くらいは話をしたと思います。

ひと通り終えると、発達段階をはかる表を見せられ、

だいたい一歳後半くらいの発達だと言われました。

それについては私も十分わかっていたので、ショックはありませんでした。

 

次の面談は福祉センターで、聴覚の検査だと言われ、その場で予約をしました。

 

数日後に福祉センターへ初めて行き、聴覚の検査を受けました。

検査用の部屋があり、

テレビ画面を使った聴覚の検査と、

おもちゃを使ったコミュニケーションの検査を受けました。

 

難聴については、異常ないようでした。

 

コミュニケーションの検査では、遊んでいるそばからおもちゃを隠し、どのような反応をするのかを見られました。

普通なら、隠した人に返して欲しいアピールをしたり、怒ったりするものですが、

四男はおもちゃしか見ていませんでした。

どこに行ったのか、おもちゃの行方をひたすら探していました。

あからさまに検査員が隠しても、全く怒らずに、おもちゃを追いかけていました。

 

そうやって検査を受けてみて、私は初めて事の深刻さを感じました。

確かに普通と違うと実感しました。

 

その時の検査員の方に、

「怒るようになったら成長だね」

と言われたのが、とても印象に残っています。

 

 

最後の面談は、ドクターからの診断ということで、

できれば両親そろって受けるように言われました。

 

夫の都合のよい日に予約をし、

その日を迎えました。

 

 

 

四男と長女を連れて、4人で福祉センターへ車で向かいました。

着くと、さっそくドクターの全く部屋に通されました。

 

部屋に入るとおもちゃが置いてあり、

四男をそこで遊ばせて

大人は奥の応接ソファーに向き合って座りました。

さらに奥の机には、保健師さんが記録をしていました。

 

 

すぐに本題に入りました。

「色々な検査の結果、自閉症スペクトラムであると思われます。」

とのことでした。

 

ドクターは自閉症スペクトラムについて、ごちゃごちゃと説明をしてくれましたが、

私は事前に調べてあったので知識があり、

ほとんど聞いていませんでした。

横にいた夫は事前の知識がなく、説明を聞いていました。

 

本当に自閉症だったのか…

 

頭では理解したものの、受け止めてはいなかったと思います。

 

 

その後、翌週から週一回のグループ療育に参加するよう勧められました。

 

 

 帰宅してすぐに、一人で図書館に向かいました。

ネットでしか調べてこなかったので、

何か文献を求めて走りました。

その時の私は、自閉症スペクトラムについての本よりも、

我が子が自閉症と言われた親がやるべきことについての本を求めていました。

どうしたらよいのか、全くわからなくて

図書館にあった本で、タイトルに「自閉症」が入っているものは全て借りました。

 

 

その後の日々は、あまり記憶がないのですが、

一人になると泣いていたように思います。

 

夫もショックを受けていましたが、

成るように成ると

しっかり受け止めているように見えました。

 

 

 

四男から「おかあちゃん」と呼ばれることはないのかな

 

ただただ悲しくて、とにかく落ち込みました。

 

そんな中でも、三男の送り迎えはあるので

幼稚園でママ友やお友だちの弟・妹に会います。

四男より月齢の低い子たちが、おしゃべりして遊んでいるのを見るのはとても辛かったです。

 

 

公園に行くのも、同じ理由で辛いので、

行かなくなりました。

 

お友だちと一緒ならまだしも、

知らない子どもたちの中に入ってしまうと、

「ごめんね、わからないんだ」のやり取りが面倒だったし、

そんなやりとりの後は、私が泣きそうになったので

公園や児童館を避けるようになりました。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

四男について③に続きます。