ilovekidsの日記

5人の子育て真っ最中ママが、日々感じたことを正直に綴っていきます。

長男のストレス

長男はストレスを抱え込みやすいタイプなのだろう。

体の不調はストレスから来るものが大きい。

 

長男とは正反対の性格で、起立性調節障害(朝起きられない)にも理解がない父親が、長男にとって最大のストレスであろうと私は勝手に思い込んでいたが、本人に聞くと、父親のことは小さな事であるそうだ。

 

何がストレスかというと、弟たちがうるさいこと。

 

特に四男のiPadの大音量のyoutubeの音が苦痛だと聞いて、胸が痛んだ。

イヤホンも試したが、次々と断線させてしまい、ついには本体のイヤホンジャックが壊れてしまった。

対策が難しく、私はだいぶ慣れたが、彼にとっては我慢できないもののようだ。

 

長男は、同じクラスには仲の良い友達がいないようだが、幼稚園の頃に一緒だったA君とはよく遊んでいる。

A君は三人兄弟の年が離れた末っ子で、ご両親は達観していて、いい意味で放任主義

1人の部屋で趣味のゲームPCをカスタマイズしてネット通信しながら遊んだり、元youtuberなこともあり楽しい動画を閲覧して楽しんでいるらしい。

 

大人世代からすると、やっていることはただのオタクのようだが、とても素直で明るくて優しいA君は、典型的な暗いオタクとは正反対のタイプ。

 

滅多に怒らないというお母様は、A君の友達が何人も押しかけても、嫌な顔せずに迎え入れてくれるらしい。

 

長男は何日も続けて夜まで入り浸ったりしているので、A君の家族も長男がいるのが当たり前になっているようだ。

私はさすがに申し訳ないので、たまに果物や野菜などおすそ分けしている。

 

そんな居心地の良いA君の部屋で、長男は現実逃避をしているのかもしれない。

帰る時間になっても帰ることができない。

夢中になりすぎてしまう。

家に帰るのが遅くなると、父親に叱られるのを予測して、家に入ることができない。

しばらくウロウロしていると、長男を探しに出た私に見つかり、仕方なく家路につく。

しかし家の前に立つと、酔った父親の怒鳴り声が聞こえてきて、また怖くなり、家に入れない。

 

そんなことを何度か繰り返し、実際何度も父親に叱られていたが、ある時近くに住む祖母のことを思い出し、祖母のアパートに逃げ込むようになった。

 

祖母はうるさく小言を言うこともなく、優しく迎え入れてくれた。

鬱陶しい弟たちもいない静かな部屋で、長男はリラックスできたのだろうか。

 

大抵は次の日の午後になると帰ってきたが、一度だけ3日間帰ってこなかった。

その時は、父親が狭心症で入院することが決まり、それ以前に3週間ほど風邪をこじらせて彼は仕事を休んでいたため、私は相当ストレスがたまっていた。

 

風邪で肺炎になったかと思ったら、狭心症ですぐに手術が必要と言われたという父親。

心筋梗塞の一歩手前の状態で、大事な動脈が9割詰まっていた。

いっそ死んでしまえばよかったのにと本気で思ったほど、私には余裕がなくなっていた。

 

そんな時に長男にもあれこれうるさく声をかけていた。

時には怒鳴ったりもしていた。

自分でも止められなかったが、長男は黙って聞いていた。

そして、祖母の部屋に家出したのだ。

 

その時は、電話には出たので、数回話をして、LINEで冷静に考えながらやり取りをして、どうにかうちに連れて帰った。

言葉では言えないけど、LINEでは怒鳴ったりしたことを謝ったし、帰ってこなくて心配したことも伝えた。

 

そして、長男には一人になれる部屋が必要と思い、私の仕事部屋兼物置になっている部屋を急遽片付け、布団を敷き、そこで一人で寝るように言った。

一人で寝るのは3日ほど試したが、みんなと一緒の方が寝られると言うので、また寝室は一緒になった。

 

スクールカウンセラーと相談して、スマホは夜10時まで使ってよいことにして、早朝5時からやるのはダメということにした。

スマホは夜8〜10時くらいにみんな通信しているようだったので、友だちとの付き合いもあるだろうから渡すことにした。

10時になったら私が預かった。

 

だんだんとスマホにのめり込んでいき、10時を過ぎたので受け取りに行くと、なかなか止めようとしない時があった。

私が受け取り忘れて、そのまま深夜までやり続けていたこともあった。

深夜までやっていた時は、さすがに叱って取り上げて、一週間預かることにしたが、3日にしてと懇願され、3日後に渡した。

 

スマホを取り上げられている間は、起きても何もすることがないと言わんばかりに、眠り続けた。

スマホがないことがストレスになってしまうようだった。

 

ネットで調べたところ、思春期の子からスマホを取り上げてしまうのはあまり良くないことだという意見が多く見受けられた。

反発心を余計に大きくさせるだけでなく、反動も大きい恐れがあるからだ。

 

そうは言っても、スマホがあるからやりたくなるのであって、約束を守れないなら取り上げたくなるのが親の心情。

 

これまでも、ゲームの時間を大幅にオーバーしたり、それを繰り返したりしたら、ゲーム禁止にしてきた。

それも一度の禁止期間が父親の気が済むまで何ヶ月も続くこともザラにあった。

 

何ヶ月も続くと、さすがに子供たちもゲームのない生活に慣れてしまうのだけど、クリスマスなどで新しいソフトが手に入り、ゲームが解禁されると反動がすごかった。

机の中に隠れて朝からやる子もいるほど。

だから、程よい距離感を保つことの難しさは感じている。

 

本人も、まだスマホ初心者なので、色々と体感しながら学んでいくのだろうけど、かなり危なっかしい。

 

過集中というワードは、先日の発達障害セミナーで初めて知った。

まさにそれだと思った。

時間も忘れ、止まなければならないことも忘れ、ただただ没頭してしまうのだ。

自分でもコントロールできないのなら、それは障害とか病気と言ってもいいのではないかと思う。

 

やっぱり長男は自閉傾向が強いグレーゾーンの子。

この歳になって検査を受けて診断されても辛いだろうから、私の心の中にとどめておくつもりだけど。

(私自身もかなり怪しいが、我が子が発達障害と診断されたことがきっかけで気づいた程度で、生きづらいとか、困った感じはあまりなかった)

 

そういう特性も理解しつつ、彼のストレスをできるだけ軽くできるように、これから工夫が必要だ。