長男の障害
中学2年の長男が、2ヶ月ほど前に起立性調節障害と診断された。
朝が弱いのは小学校高学年の頃から。
始業のチャイムに間に合わず、授業中もたまに居眠りしていると当時の担任に言われていた。
中学1年になり、寝坊する頻度が増えて
始業から20〜30分くらい遅刻することが出てきた。
それでもどうにか出席はできていた。
中学2年になり、朝起こしても全く起きない日が出てきた。
もう、本当に爆睡。
夜は8時までしかスマホは見ていないのに。
四男の幼稚園に行く時間に一緒に出るようになったり、だんだんと起きる時間が遅くなっていった。
何気なくスマホで「中2 朝起きない」などと検索してみると、意外と沢山の関連記事がでてきた。
その中で、「起立性調節障害」というものを知り、症状が重なる部分が多かったので、きっとこれに違いないと思い始めた。
我が家から一番近くにあるU小児科を受診した時、そのことを話した。
U先生は、余程でない限り検査などはせず、「病名をつけたからって治るものでもないし」というタイプ。
その時は机の上の分厚い医学書を取り出し、起立性調節障害についてその場で確認し、朝服用する昇圧剤を処方してくれた。(その薬は今でもH先生に処方されて服用している)
しかし長男は薬を飲むのが苦手。
車の酔い止め薬を飲もうとすると、車に酔ったときのことを思い出すらしく、吐いてしまう。
それを連想するのか、錠剤はすべて苦手になってしまっていた。
ただでさえ朝は具合が悪いので、薬など口にできる状態ではなく、その時に処方された分はほとんど手をつけず、放置していた。
中2の2学期になり、10時過ぎに起きるようになった。
ただ眠いのではなく、気持ち悪いと言う。
風邪で咳も酷かったので、まずは風邪を治すべく、近くのいつも混んでいるH小児科を受診した。
H先生は、症状を説明すると、「起立性調節障害っていうのだね」とすぐに診断した。
障害の度合を調べるテスト(質問票)をやってみると、かなり強めに症状が出ているようだった。
風邪薬の他に、昇圧剤を処方された。
その際、朝は錠剤を飲みづらいことを伝えると、口の中で溶かして飲むタイプの薬を出してくれた。
3日ほど経ち、薬があまり効かないので、H先生に相談して、朝飲む量を2倍に増やした。
寝付きも悪いので、睡眠導入剤も処方してもらった。
さらに1週間ほど経ったが、昼頃まで起きられず、また薬の種類を変えてもらった。
H先生によると、昇圧剤も睡眠導入剤も、使用できるものがそれぞれ2種類くらいしかなく、量を調節しながら様子を見るしかないそうだ。
一度、大きな医療センターを紹介するかどうかという話になったが、どこに行っても結局対策は同じようなものらしいので、わざわざ行かずに今はまだ様子を見るしかないのが何とも歯痒い。
それでも、苦手な錠剤を朝晩頑張って飲み続けているので、私もカリカリせずに見守る姿勢を取っている。
遊びに行く時や、弟がゲームをやっている時は午前中からケロッとして起きていることもあるので、気持ちの問題も大いにあるのではないかと思う。
ストレスを抱え込みやすいタイプなのだろう。
彼のストレスについては長くなるので、別の機会に。