ilovekidsの日記

5人の子育て真っ最中ママが、日々感じたことを正直に綴っていきます。

四男の運動会

先日、四男の通う幼稚園の運動会が開催された。

 

あいにくの雨のため、隣接する小学校の体育館に会場を変更。

予行練習は一度、その体育館でもやったみたいだけど、

練習とは全く違う雰囲気であることは想像できたので、

当日はできる限り四男が楽しめるといいなと思って臨んだ。

 

 

 

ごった返す体育館の入り口で、いつもの介助の先生が待っていた。

四男を引き渡すと、私とついてきた三男は比較的空いていた2階へ移動した。

 

2階からは全体を一望することができて、園児席の様子もよく見えた。

四男は介助の先生に寄り添って、周りをキョロキョロと見回していた。

 

 

入場の準備のため、子どもたちが並び始めた。

四男も連れられて、抱かれながら待機。

開始のアナウンスと入場の曲がかかると、先生に手を引かれて四男が列の中央で行進していた。

 

クラスカラーの黄色い帽子を被って行進する姿は、なんとも言えない感動があった。

上の子たちの体操着姿を初めて見たときのような嬉しさを思い出した。

一年前に別の私立幼稚園で悲しい思いをしたけれど、

少しずつ前向きに過ごしてきて、

また区立の幼稚園に行く決意をしてよかったと思った。

 

 

開会式での体操や年少の遊戯では、先生に抱かれたままで一緒に踊ることはなかったけど、

家の鏡の前で踊っていた振り付けを所々に見つけて、これだったのねと嬉しくなった。

 

 

年少のかけっこでは、走順までは先生に抱かれて大人しく待っていて、

前の子がスタート位置に立つころ、介助の先生がゴールに向かって行った。

先生がゴールの向こうで待っている作戦。

 

練習では、併走してみたりと工夫してくれて、四男が完走できるように尽力してくださったのだ。

 

担任の先生に手を繋がれて、スタートを待つ四男。

よーいドンと同時に手を離されると、予想外の速さでスタートダッシュ。

中程までは4人中1位だった。

まっしぐらに介助の先生に向かって走る。

楽しそうに走る四男。

最近の登園時に、家を出ると同時に走り出すことがあったが、その時も笑って走っていた。

 

ゴールで先生に迎えられて、園児席に戻って行く間、

本当に嬉しくてずっとビデオで撮っていた。

 

 

年長さんに、肢体不自由の男の子がいる。

その子もできることをやって参加していた。

かけっこや障害物では、ゴールテープを持ったりハイタッチをしていた。

綱引きでは応援していた。

八木節は一緒に踊りの輪に入っていた。

彼も楽しそうに見えた。

でも、その姿を見ながら私は、障害がありながら幼稚園に通うことについて、改めて色々と考えていた。

 

 

休憩を挟んで親子競技。

入場場所に行くと、四男は私を見つけるやいなや抱きついてきた。

離れたところからずっと見ていたが、四男は私の存在に気づいていたのだろうか。

2階から見ていて、たまに目が合ったような気がしたが、

きっと気づいていなかったのだろう。

四男に、頑張っていたね、ずっと見ていたんだよ、と言うと、嬉しそうに笑っていた。

 

親子競技は、ドラえもんがテーマの障害物だった。

平均台やトランポリンを一緒に渡った。

四男は不思議そうに、慎重に、楽しんでいるように見えた。

 

 

参加種目の最後は、保護者によるクラス対抗玉入れ。

四男のクラスは、年少対決と年長の勝者との対決に勝ち、嬉しい優勝。

ウイニングランが爽快だった。

四男の介助の先生が、手を振ってくれていたのが嬉しかった。

 

 

四男が1人で完走できたことは、他のママさんにも意外だったようで、

会った時にその話題になった。

走ってたね!

速かったね!

驚きを隠せないという感じで、嬉しそうに話してくれて、

とてもありがたい気持ちになった。

 

 

帰宅後、かけっこの時の四男の写真を送ってくれたママさんは、

来年も出るでしょっ

とメッセージをくれた。

きっと最後の玉入れのことだと思うけど、来年のことを想像すると、複雑な気持ちになった。

来年の今頃は、就学先が決まっているだろう。

幼稚園には引き続き通えているのか。

四男の発達はどんな感じだろう。

 

先のことを考えると切なくなるので、普段はあまり考えないようにしているが、

楽しみな未来ができたことは嬉しいことだと思った。

再来年に閉園のため、来年は年長のみで、幼稚園としては少し寂しいけど、

笑って卒園したいと思う。