ilovekidsの日記

5人の子育て真っ最中ママが、日々感じたことを正直に綴っていきます。

次男の失敗

今日の次男の起こした不祥事について。

 

先日、公園で遊ぶときに、すぐ向かいの駄菓子屋でお菓子を買って食べたいから、

今度行くときにお金を持って行きたいとお願いされた。

 

小4の次男は、以前にとんでもない買い物をしたことがあり、

お金を持たせるのはとても心配で、2人で少し約束事をした。

 

 

・お金は今までいただいたお小遣いの中から出す。

 

・一日で使う金額は100円まで。

 

・お金を持って行くのは週に一度だけ。

 

・小銭がない時は千円札を持って行くが、使って良い金額は100円まで。

 

・お友だちにお金を貸さない。借りない。

 

・お友だちに買ってあげない。

 

・財布を落とさない。

 

 

 

これらの点を約束し、

次男は「もう四年生だから大丈夫だよ」と自信満々に言い放った。

 

私は次男の成長を嬉しく思った。

 

計算はできるようになったし、

以前に失敗したからもう同じ過ちは犯さないだろうと信じて、

次男の貯金から千円札を取り出して、財布に入れた。

 

 

それから3日後の今日、

友だちと遊ぶ約束をしてきた次男が財布を持って、意気揚々と出かけていった。

 

約束事を再確認する暇もなく、気づいたら飛び出してしまっていた。

 

 

 

5時を過ぎて、次男が帰ってきた。

口には笛をくわえ、ポケットからミンツの空ケースが落ちた。

 

駄菓子屋で買い物を楽しんだかな。

と思い、「財布は?いくら使ったの?」と聞くと、

「使い過ぎちゃった」と急にしんみり静かになった。

 

「え?いくら使ったの?」と聞くと

「…1000円くらい」

と聞き取れないくらい小さな声で答えた。

 

血の気が引き、信じられない私は、財布を見せるよう次男に詰め寄り、

財布を取り上げて中を確認した。

 

千円札を入れる前の状態とほぼ同じ、10円玉と1円玉だけが残っていた。

 

「本当に全部使ったの?」

(頷き)

「落としたんじゃないの?」

(首を横に振る)

「何を買ったら1000円も使えるの?おやつだよね?弁当でも買ったの?」

(首を横に振る)

「お友だちに買ってあげたの?カード買ったんでしょ?それともコロコロか?」

(首を横に振る)

 

あまりにも私の想定外の出来事だったため、

自分でも引くくらい動揺した。

そして、次男の頬をピシャンと叩いた。

 

「裏切ったってことだよね?」

「私との約束を忘れたの?何を考えてそんなに使ったの?私の顔が浮かばなかったの?もう四年生だから大丈夫って言ってたのに、全然ダメじゃん!信じられない!訳わからん!顔見ると腹が立つから向こうの部屋に行け!」

 

ブチ切れてしまった。

私にも落ち度はある。

小銭を用意しなかったこと、約束を確認しなかったことを悔やんだ。

でも、やはり信じていた私はショックを受けた。

 

次男の行動は昔から読めない。

私とは性格が全く違うので、何を考えているのか理解できないことが多々ある。

夫に似たのだ。

 

でも、今回は信じてもいいかなと思ったのだ。

 

次男のお小遣いから使ったのだから、彼の好きにさせても問題はないのかもしれないが、

2人で話して約束をして、あんなにワクワクした顔で今日を楽しみにしていた次男

まさか約束を破るとは思ってもみなかった。

 

 

クールダウンしつつ色々と考えていると、次男がのそのそと来て、

「お金を使い過ぎてごめんなさい」と泣きながら謝ってきた。

 

まだ私は動揺していたが、買ったものを一つずつ言わせてみた。

すると、350円分くらいしか思い出せないようだったので、

また怒りがこみ上げてきてしまった。

約束を破った罰として、

夕飯無し、買ったものをリストアップさせた。

細かいものをたくさん買ったようで、思い出せないと言った。

 

お友だちに振る舞ったのだろうか。

駄菓子とはいえ、かなりの大量な買い物だった。

食べ盛りの次男、帰宅した時確かにお腹がぽっこり出ていた。

 

にしても…

私はどうしても腑に落ちなくて

納得できないでいる。

 

 

帰宅した夫にも伝えると、

「俺の血が騒いだな」と。

次男の行動を理解できるようなコメントだった。

さらにガクッときた。

 

もう仕方ない。

夫に似たのだ。

理解できないこともあるが、それが彼なのだから受け止めよう。

 

 

夕飯は、次男が楽しみにしていた鶏鍋だった。

それにイクラもあったのだ。

 

次男が美味しいと言って食べる姿が見られず、私も残念だった。

 

みんなが夕飯を食べている間も、次男は思い出してメモに書き出していた。

彼なりに1000円分のおやつを列挙し終え、宿題にも取りかかった。

駄々をこねずに罰を受け入れる姿勢は男らしかった。

 

 

理解しがたい感覚を持っている次男

これから思春期を迎えたらどうなるのだろう。

 

楽観的な私でも、そう遠くない未来に不安を覚える出来事だった。